CATEGORY越路乃紅梅(新潟県/頚城酒造)
頚城酒造の歴史と環境
現在の新潟県 上越市 吉川区 東田中で慶長元年(1596年)、初代八木吉左衞門が分家をしたのが八木家の始まりとされ、元禄10年(1697年)5代目・八木 善六朗氏が酒造りを開始したのが、頚城酒造の酒造りの始まりです。1936年に小松酒造と合併をし、頚城酒造としてスタートしました。
地元柿崎は日本三大薬師に数えられる霊峰「米山」の麓の町であり、有名な戦国大名である上杉謙信の家臣随一の猛将と言われた柿崎景家ゆかりの地であります。海と山に囲まれた自然豊かな柿崎は、越後杜氏の中でも有名な「頚城杜氏」のふるさとであり、数多くの名杜氏を輩出している酒造りの里です。
また平成に入り、柿崎の中山間地より湧き出る「大出口泉水」が平成名水100選に選ばれる等、素晴らしい水に恵まれ、米作りが盛んな土地柄でもあります。
小規模の酒蔵だからこそできるこだわりの酒造り
酒造りは、米・水・そして、麹菌と酵母菌の2つの微生物のみから行われます。 小規模でありながらもいかに生き物の気持ちと向き合う事ができるか、その部分でこだわりを持って酒造りに取り組んでいます。普通酒でも総米1700㎏程度の小さな仕込みを行い、醗酵が均質に行われきめ細やかなところまで目が行き届く環境を作り、できる限り人の手が入る酒造りを行っています。