CATEGORY貴(山口県/永山本家酒造場)
ワイナリーを訪ねて、テロワールへの想い
永山本家酒造場は明治21年(1888年)、初代・永山 橘太郎氏によって創立。創業の地は現在も蔵を構える山口県宇部市二俣瀬です。2001年、現在の五代目・永山 貴博氏が杜氏になりました。
永山 貴博氏は、2007年から数回に渡りヨーロッパのワイナリーを訪れた際、ワインでは原料であるブドウ造りがいかに大切であるかを知ります。
日本で酒蔵を訪れると、多くは醸造の話に時間が費やされますが、ワイナリーで働く彼らはいつもブドウや土壌、テロワールについて熱く語ります。醸造法について多くを語らない理由には、自分たちが創造しているものは工業製品ではなく土地から授けられた農産物の延長にあるという深い哲学に立つものでした。
こうして、ワインが世界の醸造酒としてゆるぎない地位にある事、そしてその源泉にあるテロワールへの想いを知ることになり、今後の日本酒業界でもテロワールを求めた酒造りを決意します。
「貴」誕生
2002年、永山 貴博氏が杜氏として初めて手掛けたお酒が完成し、「貴」と命名。県央部の秋吉台からのミネラルを多く含んだ水を仕込み水とし、様々なお料理とマリアージュを楽しめるお酒としてみるみる評判になりました。こうして純米酒専門として誕生した貴は順調なスタートを切り、2003年には dancyu地方の隠れた名酒部門1位を獲得!
現在、貴は国内だけでなく、世界各地へ輸出され愛飲されています。
永山本家酒造場の蔵元動画
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4,400円(税込み)
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7,700円(税込み)
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3,300円(税込み)