CATEGORY作(三重県/清水清三郎商店)
指折りの人気を誇る銘柄「作」
明治二年(1869年)に大黒屋清水清三郎商店として三重県・鈴鹿市に創業して以来約150年。この地は古くから旨い酒を醸す地であることから、味酒鈴鹿國(うまさけずずかのくに)と呼ばれてきました。
鈴鹿山脈から湧き出る清冽な伏流水は、広大な伊勢平野へと流れ込み、そこでは良質な米が育まれています。その米や水を使うことで古来より、唯一無二の美味しい酒を醸すことができました。
主力商品の「作」が生まれたのは25年前。当時の蔵の生産数は減りに減って、造ってるのも普通酒ばかりで存続は風前のともし火、冬だけの季節労働では、人も育たない。そこで年間雇用にして、ちゃんとした純米酒を造り新しいブランドを立上げようと、社長が当時若干25歳の内山 智広杜氏を招き「作」が始まりました。
現在、蔵人12人は全て年間雇用、造りは休むことのない四季醸造で、当初の社長の理念通りの蔵となっています。
「作」はガンダムファンの間で話題になり、コアな方々の「ザク」を飲もうという運動で売れ始め、数々の国際コンクールで金賞や最優秀賞を獲得して加速がつきました。そして、2016年の伊勢志摩サミットで乾杯酒に採用され、その人気が爆発しました。
その後も「SAKE COMPETITION 2017」で金賞、「KURA MASTER 2020」でプラチナ賞を獲得するなど躍進。ますます注目度が高まることとなり、入手困難な日本酒のひとつとして多くのファンから支持されています。
目指すは究極のキレと透明感
隅々に目の行き届く比較的小さなサイズの仕込みタンクを使って作られます。日々細かな変化に目を配らせながら、高品質なお酒造りを目指しています。
「作」は、数種の異なる酵母や作り方を変えることで、多様な香りの種類があります。どのお酒も口に含んだ時の柔らかな味わいとキレの良さがあり、クリアで洗練された透明感があります。
また、「作」には生酒がありません。これは生酒で酒質と味わいが変化することを嫌っているためで、酵素を失脚させ酒質の安定を重視し、全て一回火入れにされています。なので生酒は一切商品としては存在していません。
にしむら酒店と「作」との出会い
きっかけは京都の割烹屋さんで、にしむら酒店の店主が杜氏と直接お話したことからです。
お話をしている中、「一度蔵に伺っても良いですか?」と杜氏に尋ねたところ、「これも何かの縁です、是非来てください」と即答していただき、蔵に訪問しました。
社長と杜氏から、約1時間ほど、「作」と二人の共の歩みをお聞きし、杜氏に蔵内を隅々まで案内してもらいました。
二人でタッグを組んでやってきた社長と杜氏の人柄や、当店にないラインナップが欲しい、そして実際の造りを見て、その場で取り扱いたいと思い、お取引させていただくことになりました。
杜氏に蔵を案内していただき、数々ある蔵独自の技術や技がある中、最も凄いと思ったことは、出来上がった麹を枯らす作業、一度142%まで水分が上がって麹になったあと2日間かけて重量比で生米より低い91%まで枯らします。ここまで水分を飛ばして、カリッカリに乾かした麹は私も見たことが無い、と店主も驚き!
しっかり吟醸香があり豊満な旨味があるにもかかわらず、後味と余韻がスッと引いていき、また盃が進むような味わいの日本酒です。
にしむら酒店は「作」の特約店となり、まずは6種類を新入荷いたしました。
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1,760円(税込み)
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3,740円(税込み)
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2,420円(税込み)
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9,900円(税込み)
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4,950円(税込み)
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3,520円(税込み)
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5,280円(税込み)