CATEGORY浦霞(宮城県/佐浦)
浦霞のふるさと、みなとまち塩釜
1724年港町塩竈の地に創業。宮城県は全国屈指の米どころとして、ササニシキやひとめぼれなどの美味しい銘柄米の産地です。また世界でも有数の漁場である三陸沖が間近に控えており、塩釜は豊富な海の幸、特に生鮮マグロでは全国屈指の水揚げ港としても知られています。松島湾の牡蠣はその美味しさで全国的にも有名です。塩釜市内には数多くの寿司屋が点在し、新鮮な海の幸に多くの方々が舌鼓を打っています。豊かな食文化のまち塩釜には、毎年鹽竈神社の参拝客や近接する日本三景松島を訪れる大勢の観光客が立ち寄り、賑わいを見せています。
浦霞は、このように歴史的にも食文化的にも恵まれた塩釜の地で地域社会と深く関わり合いながら発展し、その味わいが育まれ、磨かれてきました。
最高品質を目指す酒造り
昭和20年代から30年代にかけて浦霞の名を高らしめた南部杜氏の至宝平野佐五郎、またその甥で半世紀以上にわたり浦霞の酒造りを支えてきた現代の名工平野重一(2016年5月逝去)は、各種の鑑評会で数々の受賞歴を有し、酒造りの歴史にその名を刻みました。その酒造りは基本に忠実な丁寧な酒造りであるとともに、良いものであれば進んで取り入れる懐の深さでもありました。その平野流の技と精神を受け継いだ現在の杜氏たち(小野寺邦夫・本社蔵、赤間勲・矢本蔵)は蔵人たちと力を合わせ最高品質の酒造りを目指すとともに浦霞の新たな歴史を築いています。
浦霞では、地元米の使用にこだわっています。また日本酒は食中酒であるとの考えのもと、地域の食文化に合った酒造りも重視しています。特に、牡蠣やマグロとの相性は抜群です。
浦霞の蔵元動画