シャトー・ダルザックで毎年違う醸造家が手掛ける「ザ・ワインメーカーズ・コレクション」
シャトー・ダルサックはマルゴーに位置するシャトーです。ダルサックが一躍有名となったきっかけのひとつでもある、「ワインメーカーズ・コレクション」。毎年同じ場所で収穫、でも造り手が変わるとワインはどう変わるのだろうか、という非常に面白い企画から始まりました。
このプロジェクトが世界中から注目されているのは、なんといっても豪華な有名ワインメーカー達。
初ヴィンテージの2005年には、ル・パンをシンデレラワインとして世に知らしめた「ミシェル・ローラン」が醸造。2006年には、ボルドー大学教授でシャトー・ディケム、シュヴァル・ブランなどを抱える実力者でもあった「ドゥニ・デュブルデュー」が醸造するなど、毎年豪華絢爛なワインメーカーがシャトー・ダルサックの地でそれぞれ異なるキュヴェを手掛けてきました。
カリフォルニアの偉大なワインメーカーのトップ5
そして6弾目となる2011年はアメリカ人女性醸造家「ゼルマ・ロング」が醸造。彼女は、カリフォルニアの偉大なワインメーカーのトップ5の一人として確立されています。ワイン醸造学の博士号を取得した後、彼女はロバート・モンダヴィのワイン醸造アドバイザーとして働き、1973年から1979年までワイナリーを監督しました。1970年代のカリフォルニアワインの成功を支えた重要な人物の一人と言われており、デカンター誌が選ぶ「世界のトップ醸造家30人」にも選出!
その後、シミワイナリー、シャンドン・エステートで20年間働き、2000年にアルゼンチンからイスラエルまでのエステートの国際的なワイン醸造アドバイザーとして新しいキャリアに乗り出しました。彼女は長年にわたって数え切れないほどの賞と区別を獲得しており、1993年にカリフォルニアワイン・パイオニアに選ばれ、1995年にワインセンスの女性によってウーマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。