大七(福島県/大七酒造)

大七からくち生酛本醸造 1,800ml

宝暦二年(1752年）創業。創業以来、大七酒造は日本酒の最も伝統的な醸造法である「生酛造り」一筋に、豊潤な美酒を醸し続けています。生酛造りとは、1700年頃に確立した日本酒の醸造法です。大桶での発酵に必要な酵母を、あらかじめ小さな桶で育てる工程を「酛」ないし「酒母」といいますが、生酛造りでは、自然の微生物の生存競争を利用しつつ、熟練を要する複雑な工程と通常の三倍もの時間をかけて、精強な優良酵母を純粋に育てあげます。

伊勢国より二本松に来住して始まった大七の歴史は、現当主で十代目となります。近年では食事の中で活きる日本酒の美質を備えた味わいで、国内はもとより、世界から高い評価を得ながら、新たなる名酒の歴史を刻み続けています。

大七の商品一覧はこちらから

販売価格: 2,380円（税込み）

商品コード: 11290

数量

カートに入れる

カテゴリー: 大七(福島県/大七酒造)

ブランド: 大七からくち生酛本醸造 1,800ml

原料米五百万石等
精米歩合 69%(超扁平精米)
アルコール度数 15度
日本酒度＋8.5
酸度 1.5
アミノ酸度 0.8
酵母 7号酵母
製造元福島県/大七酒造
配送便クール便/要冷蔵

→ラッピングに進む

商品詳細

伝統的なコクのある辛口！

純米生酛を初めて発売したのは今から約40数年前の昭和58年(1983年)、地酒ブームでようやく吟醸酒や純米酒というものを市場が認知し始めました。しかし、実はさらにその20数年前、昭和30年代から純米生酛への取り組みは始まっていました。大七酒造の八代目・太田七右衛門氏は、生酛造りの立て直しにようやく目途をつけ、昭和30年代には、全国でもほとんど例がなかった純米酒への挑戦を開始。当時は精米歩合に制限があったことや、有効な冷却装置がなかったことで、現在では想像できないほどの困難がありました。これは後に、お米をより白く磨くことや、冷却装置で低温発酵が可能になったことで解決。純米生酛は、先人達の長い積み重ねの末に誕生したのです。

生酛の醍醐味でもある、伝統的なコクのある辛口の本醸造。薄辛くなりがちな辛口酒ですが、生酛造りによりしっかりしたボディがある、キレと旨味をかねそなえた通人好みの美酒にしあがりました。しっかり冷やしても薄味にならず、お燗では爽やかなふくらみがあります。料理の良き伴侶として、お楽しみいただきたい逸品です。